特別支援学校卒業後の就職先はどこ?進路先ベスト3位について分かりやすく解説します!

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支援学校の就労先は?
子どもが支援学校に通うママ<br><br>
子どもが支援学校に通うママ

支援学校を卒業した後ってスムーズに就職できるの?

悩む障害者
悩む障害者

支援学校卒業してからA型で働いてるけど
障害者雇用が気になってるんだよね。

支援学校を卒業した後はどんなところに就職できるか不安ですよね。

元支援学校教員が支援学校の就職先について調査したのでお伝えしていきますね。

もし、福祉サービスを利用していて、就職を希望したい人は障害者雇用バンクへの登録もしましょう。

雇用バンクについては、こちらの記事を参考にしてくださいね。

ちゃい
ちゃい

こんにちは!
支援学校の教員をしていたちゃい@chai20100527です。
担任した生徒は、一般就労から事業所までいろんなところで楽しく働いています!

【プロフィール紹介

・年齢:40歳(ディズニーランドと一緒の歳!)
・出身:東北(牛タン大好き)
    関西にも住んでいたことがあります。
・元支援学校教員。
・転職して、就労支援員として勤務しています。
・夢:障害をもった方が一般就労できるカフェを作ること。

 この記事を読むのにおすすめな人

・支援学校の就職先が知りたい!
・子どもの将来を考えて支援学校に入れたけど、ちゃんと就職できるか不安。
・支援学校や高等支援学校に通っていて進路を迷っている。
・普通高校が支援学校かで悩んでいる。

大丈夫です!進路の選択肢は沢山あります。
まずは、特別支援学校の一般就労について説明していきますね。

今回は、障害別でなく、支援学校全体の就職した割合でみていきますね。

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特別支援学校の就職先、一般就労について調べてみました

特別支援学校を卒業後はどのような進路先に就職するのでしょうか?

現在支援学校に在学中の方や、その保護者の方は、進路希望についても早めに決めなくてはいけなかったりと、進路について悩むことも多いのではないかと思います。

参考資料:ココルポートカレッジのHP「学校基本統計」(文部科学省)によると

令和2年3月 特別支援学校の進路状況 

1位 製造業 

2位 卸売業・小売業

3位 医療・福祉関係

グラフや表だけでは、難しいですね。それぞれどんなお仕事か説明していきますね。

特別支援学校の卒業後の進路と就職先1位「製造業」

1位 製造業

「障害雇用 製造業」と検索するといろんな求人が出てくると思います。
特に多いのがこちらのお仕事。

・自動車部品の製造

・半導体製・食品の製造

・ガスの製造業

製造業では、工場でのライン作業になることが多いかと思います。

ライン作業とは、一つの製品を大量に生み出のが目的の流れ作業のことを指します。
(例:組み立てー加工―検品―梱包まで)

配置される部門によって、自分の仕事内容は変わってきますが、軽作業から力仕事まで幅広いお仕事があります。

また、座って行う仕事もあれば立ち仕事の場合もありますので、自分がどの製造業に合っているのかを体力面等から考えてみることをお勧めします。

工場のラインで働く人

製造業に向いている人
・集中力がある人
・自分なりの工夫ができる人
・体力がある人

製造業に向いてない人
・飽きっぽい
・おしゃべりが好きな人
・集中が持続しない人  

特別支援学校の卒業後の進路と就職先2位「卸売業・小売業」

スーパーの店員がキャベツをもっている

2位.卸売業、小売業

あまり聞かない名前だけど、小売業は分かりやすく言うとスーパーやコンビニのこと。

卸売業は、商品をメーカーから仕入れるお仕事。メーカと小売業(スーパー)の間に入って商品を仕入れるための仕組みを整えてくれるところ。

卸売業、小売業では、仕入れ業務や販売、物流(商品が製造されてからお客様の元に届くまでの仕事)のお仕事が多いと思います。

実際に私が担任をした生徒は、小売業(スーパー)に就職した生徒が結構多いです。
バックヤードの仕事から販売までとやりがいを持って仕事をしています。
接客や電話対応が苦手でも、他のスタッフが助けてくれるので、自分のできることを確実にこなして仕事をすることが大切なようです。

生徒でスーパーに就職した女性
生徒でスーパーに就職した女性

スーパーの仕事はとてもやりがいがあって楽しいです!!

たまにこんな風に連絡が来るのは元教師にとって、とても嬉しいことです。

卸売業、小売業に向いている人
・コミュニケーションが得意(人と話すことが好き)

・多少の変化に対応できる人(値段や売り場が変わったりするので)

・数字や数学が好きな人(もし、レジをすることがあれば) 

卸売業、小売業に向いてない人

・コミュニケーションが苦手で一人が好き。

・変化が苦手な人。

分かりやすく例を挙げていますが、向いてない人でも大丈夫な例もたくさんあります。
環境が良かったり、周りに優しい先輩がいてくれたりすると苦手な部分もカバーしてもらえて助けてもらえます。
今もし、働いてて不安なことがあったら勇気を出して伝えてみてくださいね。

特別支援学校の卒業後の進路と就職先3位「医療・福祉関係」

おばあちゃんと介護する女性

3位 医療・福祉関係

医療・福祉関係の就職では、病院や施設の清掃業務や、介護の補助業務等ではないかと思います。
人員不足からか、積極的に採用をしてくれているところも多いです。しかし、病院や施設によって仕事内容は変わってきますので、実習の前や電話等で確認してみることをお勧めします。

直接介護をさせてもらえる場所は数少なく、経験や資格取得をすることでできるところもあります。

また、事務関係の仕事もできる場合もありますので、実習に行く前や面接を受ける前にきちんと確認しておくことが大切です。

医療・福祉関係に向いている人

・コミュニケーションが得意。(人と話すことが好き)

・掃除や整理整頓が得意。

・部屋の位置関係を把握できる。

医療・福祉関係に向いてない人

・コミュニケーションが苦手で一人が好き。

・病院や高齢者が苦手。(病院で嫌な思いをした人もいると思うので)

コミュニケーションが苦手でも、パソコンなどのお仕事等のできることも沢山あるので、まずは挑戦してみましょう。

特別支援学校の卒業後の進路と就職先のまとめ

支援学校の卒業後の就職先を見てきましたが、今回は障害種別で分けずに見ていきましたので全体でのランキングになります。

これが、障害種別によっても変わってきます。

支援学校に入学する方のなかには、一般就労を希望する方や福祉的就労を希望する方、または進学や生活介護を希望する方もいらっしゃると思いますが、どの進路先になっても自分らしく生きていけるように進路先を見極めていくことが大切かと思います。

分からないことは担任の先生や家族に聞いて相談しながら自分の進路先を決めていきましょう。

また、一般就労が難しい場合も、福祉的就労の種類もいろいろありますのでまずは、福祉的就労から始めてみるのも良いかと思います。一般就労が素晴らしいというわけではないので、いろいろな選択があることと、そこから自分に合った仕事を見つけられたら良いかなぁと思います。

私は、支援学校教諭の経験と就労支援に携わっている経験も含めて今後も、ブログを通じて障害を持った方の進路のサポートができればと思っています。

こちらの記事もご参考にしていただければ嬉しいです。→

就労継続支援B型の仕事内容(利用者編) 

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