「就労支援員に転職したいけど、私向いてるかな?」
「就労支援の仕事してるけどストレス溜まる…。向いてないかも。」
就労支援員て大変な仕事ですよね。
私も就労支援員として働いて3ヶ月。
楽しいこともあれば、大変こともあります。
でもやりがいもたくさんあります。
今日は就労支援員について、向いている人の特徴など分かりやすく解説していきますね!
こんにちは!
支援学校の教員をしていたちゃい@chai20100527です。
現在は、就労支援員として働いています。
大変なこともあるけど、やりがいを感じて仕事しているところです!
【プロフィール紹介】
・年齢:40歳(90年代が青春の安室世代!)
・出身:東北(牛タン大好き)
関西にも住んでいたことがあります。
・元支援学校教員。
・転職して、就労支援員として勤務しています。
・夢:障害をもった方が一般就労できるカフェを作ること。
〇記事のまとめ
✅就労支援員に向いてる人は、コミュニケーションがとれる人
✅相手の気持ちを考えて、冷静に判断できる人
✅企業側の視点や客観的にものごとを見ることができる人
この記事がおすすめ!
・就労支援員の仕事や自分が向いているか気になる。
・就労支援員になるにはどうしたらいいのか知りたい。
・就労支援員のやりがいが見つけられない。
・教員から就労支援員へ転職はできるか知りたい。
就労支援員に向いている人は?仕事内容から徹底解説!
「就労支援員てどんな仕事をするの?」
まずは、仕事内容がどんなものか気になりますよね。
ここでは仕事内容について分かりやすくお伝えしますね。
就労支援員の仕事内容
就労支援員は、何らかの理由(障害や病気など)があって働くことが難しい方が、働くことができるように支援するお仕事です。
相手の気持ちを理解してコミュニケーションがはかれる人。
いつも冷静に対応できる人。
が向いている人といえるでしょう。
主な仕事内容
・身体介助
・送迎
・昼食の準備
・面談
・マナー講座などの講義
・実習先や就職先を探す
・応募書類のチェック
・関係機関と連携し、会議を行う
・毎日の記録や支援記録の作成
就労支援員の働く場所
就労支援員が働く主な場所です。
よく出ている求人は、就労移行支援や就労継続支援が多いです。
今回は、下記の求人の多い4つの事業所について説明しますね。
就労支援を実施している福祉サービス事業所
・就労移行支援
・就労定着支援
・就労継続支援A型
・就労継続支援B型
就労移行支援について
就労移行支援とは、利用者が就職を目指して2年間訓練をする場所です。
業務内容としては、利用者の訓練のサポートや面接対策や就職に向けての支援を行います。
就労移行支援を行っている事業所例:ウェルビー株式会社、LITALICO、manabyなど。
就労定着支援について
福祉サービスを通して、一般就労された方への支援。
仕事が長く続けられるように生活面も含めたサポートを行います。
就労継続支援A型とは?
一般就労が難しい方が、雇用関係を結んで支援を受けながら働くことができる場所です。
基本的に通う方は、毎日仕事に安定して行くことができる方です。
就労継続支援B型とは?
雇用契約を結ばず、自分のペースで働くことができる場所です。
送迎があるところもあり、給与(工賃)は少ないですが、自分にあった働き方ができます.
週3日働く、午前中だけという調整も可能です。
就労支援員の毎日のスケジュール
就労支援員の毎日のスケジュールは、勤務する事業所の形態によって異なります。
基本的には、勤務時間9時~18時くらいのところが多いです。
保育園や児童館の送迎があると、時間的に厳しい場合もあるかもしれません。
私は、比較的家から近いので通うことができています。
でも、18時に終わって保育園と児童館にお迎えに行くのでバタバタしますが(笑)
私は、定時で上がれる毎日ですが、事業所によって残業もあるとこともあります!
基本的なスケジュールを表にしてみました。
事業所によってさまざまなので、基本的な部分です。
午前中 | ・送迎 ・朝礼 ・支援 ・昼食の準備 ・面談など |
午後 | ・支援 ・面談など ・送迎 ・記録書類のの作成 ・打ち合わせ |
就労支援員になるための資格
資格は、特になくても就労支援員として働くことができます!
持っていると歓迎される資格としては、社会福祉士、精神保健福祉士、教員免許(支援学校など)、初任者研修、普通自動車免許があげられます。
私は、教員から転職したのですが、教師から就労支援員はありだと思います!
児童生徒にあった対応をしてきた教員の仕事は、就労支援員の仕事と似ている部分も。
ただ、対大人になりますので、対応の仕方が変わってはきます。
就労支援員に向いている人の特徴とは!?
就労支援員に向いている人ってどんな性格の人?
仕事内容からどんな性格の人が向いているかをお伝えします。
コミュニケーションがとれる人
就労支援員がかかわるのは、利用者さんだけではありません。
ハローワークや福祉関係の方々や就職先の企業などです。
仕事をしていくなかで人とのかかわりを多くもちたい人。
人とのかかわりを好む人。
人と話すのが好きな人。
こんな人は就労支援員に向いています。
相手の気持ちを考えられる人
相手の立場から物事を考えられる人は就労支援員に向いています!
なぜなら、利用者さん一人ひとりは異なる状況にあり障害の度合いもさまざまです。
同じ作業をしていても、スピードがはやい人もいれば遅い人もいます。
一人ひとりの状況を理解し、相手の話を丁寧に聞き、思いやりを持って接することができる人は就労支援員に向いているといえます。
どんなときでも冷静な判断ができる人
利用者さんには、障害や病気をもった人もいます。
自分の感情を表に出し、大きい声で怒鳴ったりするとパニックになってしまうこともあります。
また、利用者さんにはどんな仕事が向いているかを分析し、冷静に判断して就労先を見つけることも大切な仕事です。
相手の状況を理解しながら、いつも冷静な判断ができる人が向いているといえるでしょう。
企業側の視点ももてる人(特に移行支援では)
就労支援員は、企業への就職をサポートします。
ですので、時には、企業側からの目線で、利用者さんを見ることが大切。
企業側からみたらどのように見えるか。
身だしなみやマナー、面接対策までを行う事業所も多いです。
就労支援員が向いている人は、福祉の視点だけでなく企業側の視点も持てるということが大切です。
就労支援員に向いている?向いていない人とは?
仕事には向き不向きがあります。
ここでは、向いてない人をあげていますが、仕事をしていくうちに慣れてきてやりがいに感じることもあります。
向いていないと自分では思っていたけど、職場には必要な人材になることもあります。
参考程度にしてくださいね。
人の言葉に一喜一憂してしまい、感情を表に出してしまう
利用者さんのなかには、障害のある方や病気の方もいます。
障害の特性上、注意が苦手な方や、注意されると落ち込んでしまう方も多いです。
そのなかで、自分がイライラいているからといって感情を表に出してしまうと信頼関係がくずれてしまう原因になってしまいます。
イライラしてしまうのはしょうがないことです。
就労支援員でも人間ですからね。
日々のストレスやイライラをうまくリフレッシュしながら仕事と向き合えるといいのかと思います。
コミュニケーションが苦手でストレスがたまってしまう
就労支援員は、いろんな人とコミュニケーションがあって成り立っています。
相談支援員の方や、企業の方な度と話すときに、恥ずかしくて言葉が出ないなど、コミュニケーションが苦手な方は、日々の仕事が難しいかもしれません。
でも、一番大切なのは、相手を思いやる気持ちや、相手の気持ちが分かるということ。
積極的に話すのが苦手でも大丈夫です。
少しずつ慣れながら働くことは可能です。
福祉の視点が強い人
福祉の視点が強いと、つい利用者さんの気持ちに寄り添いすぎて優しくしてしまいます。
そして、就労先の企業に無理なお願いをしてしまうということもあり得ます。
福祉の視点は大切ですが、外部とのつながりが多い仕事でもあります。
客観的に、企業側の視点で見られると利用者さんの成長にもつながります。
いろんな視点で、見られるように意識していくことが大切です。
就労支援員に向いている人のやりがいとスキルアップ
就労支援員のやりがい
就労支援員の一番のやりがいは、利用者さんの成長です。
働くのが難しかった利用者さんが、少しずつステップアップして働くことができるようになり充実した人生を送ることができる。
その経験をしたときが、一番の達成感とやりがいにつながると思います。
また、利用者さんの家族に感謝の言葉をもらえたときに「やってて良かった!」と思えます。
大変な仕事だけど、やりがいがあるのは確かです!
就労支援員の将来とスキルアップについて
経験や、スキルを身に付けるとサービス管理責任者の資格を取得することも可能です。
サービス管理責任者の研修については、元々持っている資格や経験年数によって研修受講資格の有無が変わります。
取得することができると年収アップにもつながるのでおすすめです。
特別支援教員は、就労支援員への転職が向いている!
特別支援学校や支援学級では、障害をもった児童生徒への支援を行ってきたと思います。
就労支援員は、それが大人に変わっただけ。
その分難しいこともありますが、その方に合った支援の方法を考えて実行するというのは同じ。
私は、特別支援学校から就労支援員に転職しましたが、経験がかなり活かされています。
逆に活かせない部分はないくらいに、教員の経験は活かせると思います。
ただ、年収は教員に比べて下がります。
でも、残業は全くありません。
今の貯蓄で、給与が下がった分を補う。
そして、何年か勤務してサービス管理責任者を取得する!
副業をするのも良いかもしれませんね!
「カイゴジョブ」では、障がい者福祉の分野で支援員を募集しています。
登録すると、あなたの希望に合った求人を紹介してくれます。
教員からの転職は厳しいけど、就労支援員なら内定の可能性高い!
ここ数年で、就労支援員や生活支援員の求人は増えてきています。
教員からの転職は厳しいですが、就労支援員は、教員の資格があると優遇してもらえることが多いです。
福祉=給与が低いからやめよう!
と思わずに、何年後かのスキルアップをめざして転職を考えてみることもおすすめします!