「障がい者年金て年間77万円くらいもらえるってずるくない?」
「働かなくても年金で生活できるなんてずるい。」
「何もしなくても障がい者年金で生活できるんじゃないの?」
障がい者年金を受給できて「ずるい」と思うかもしれませんが、実際は障がい者年金だけじゃ生活できません。
障がい者年金でもらえる額は、月大体6~7万円です。
それだけで生活することはできません。
生活の足しにはなるかもしれませんが、障がいがあると医療費や薬代などお金がかかります。
また、自分で食事を作ることが難しい場合は食費などにかかる場合もあります。
節約や金銭管理など、私たちが当たり前のようにしていることが難しいのです。
それを補う意味での年金です。
この記事では、障がい者年金の真実とうまく利用する方法をお伝えしていきます。
この記事を読むと3分でなんとなく理解できます。
こんにちは!
特別支援学校歴15年の就労支援員のちゃい@chai20100527です。
障がい者の仕事をサポートしています。
障がい者年金について「ずるい」と言われる理由と、年金がなくても安定した生活を実現する方法について、分かりやすくお話しします。
障がい者年金がずるいといわれる理由
まず、なぜ障がい者年金が「ずるい」と言われることがあるのか、その理由を見ていきましょう。
働かなくても年間数十万円支給される
障がい者年金は、障がいのある方が社会で働くことが難しい場合に支援として提供されます。
このため、働かなくても年間数十万円が支給されることがあります。
しかし、これは障がいがあるために生じる不利益や困難を補うためのものであり、決して「ずるい」ことではありません。
給与と別に支給される
障がい者年金は、働いている場合でも給与とは別に支給されることがあります。
これは、障がいを持つことによる生活の困難を支援するための制度です。
しかし、これを不公平だと感じる人もいるようです。
それが「ずるい」ということにつながるのかもしれませんね。
税金も払わなくていい場合もある
障がい者年金を受け取る方の中には、税金を払わなくてもよい場合があります。
これも、障がいによる生活上の困難を考慮した制度ですが、一部では不公平と感じる声もあります。
障がい者年金がずるい?実際に受給している人の現実
障がい者年金に関しては、さまざまな意見があります。
しかし、実際にこの制度を利用している人たちの生活を見てみると異なる現実があります。
障がい者年金だけでは生活できない
多くの障がい者年金受給者にとって、年金だけでは十分な生活費を賄うことは難しいのが現実です。
X(旧Twitter)でも上記のようなつぶやきがいくつかありました。
障がい者雇用や福祉サービスの給与では、生活できないという現実があります。
年金の額は障がいの度合いや、他の収入にも影響されますが、多くの場合、生活費の全てをカバーするには不十分です。
そのため、多くの受給者は他の収入源を必要としています。
障がい者年金と生活保護で生活
障がい者年金の他に、生活保護を受けている方もいます。
生活保護は、日本の国民が一定の生活水準を保てるように支援する制度です。
障がい者年金だけでは生活が困難な場合、生活保護が必要になることもあります。
しかし、これらの支援を受けていることが「ずるい」と言われることは、理解不足や偏見によるものです。
障がい者年金という制度は、障がいを持つ方々の生活を支えるために重要な役割を果たしています。
しかし、実際の受給者の生活は、多くの場合、決して楽ではありません。
そして、生活保護を受給していると車をもてないなどの制限もあるため好きなように行動することができません。
できれば、年金や生活保護を受給しないで生活できるようにしたいと思うと思いますが、年金をうまく利用しながら安定した生活をめざす方法もあります。
障がい者年金をうまく利用しながら安定した生活を目指す方法
障がい者年金は、障がいを持つ方の生活を支える大切な制度ですが、それをうまく利用しながら生活する方法もあります。
大企業での障がい者雇用で働く
日本では、大企業を含む多くの会社が障がい者雇用の枠を設けています。
これらの企業は、障がいを持つ人に合わせた職場環境を提供し、スキルに応じた仕事を割り当てています。
合理的配慮も義務づけられています。
大企業での雇用は安定しており、福利厚生も充実しているため、生活の基盤を築くのに役立ちます。
契約社員からスタートする
正社員としての雇用が難しい場合でも、契約社員としての仕事は多く存在します。
契約社員は、一定期間の契約を結び、その間は定期的な収入が得られます。
このような働き方は、仕事に慣れるためのスタートとしても良い選択です。
在宅ワークで働くまたは副業にする
在宅ワークは、通勤の必要がなく、自分のペースで働けるため、障がいを持つ方にとって理想的な働き方の一つです。
データ入力、ライティング、プログラミングなど、自宅でできる仕事は多くなってきています。
インターネットを活用して、自分に合った在宅ワークを見つけることができます。
障がい者年金があると生活が楽になることは確かですが、それ以外の方法で自立した生活を送ることも可能です。
在宅ワークのスキルは、副業にも活かすことができます。
自分に合った働き方を見つけて、安定した生活を築いていきましょう。
障がい者年金がずるいと言われる理由まとめ
障がい者年金は、障がいを持つ方々の生活をサポートする大切な制度ですが、それ以外にも生活の安定を図る方法はあります。
皆さんの生活がより良いものになるよう、さまざまな方法をさがしていくことも大切です。
・スキルや資格の取得
・支援の利用
・節約
・金銭管理能力をつける
障がいがあっても人生の選択肢はありますし、どういった人生を歩むか決めるのは自由です。
障がい者年金もうまく活用しながら、より良い人生を送りましょう。
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