「就労継続支援A型って利用したいけどどんなところ?」
「就労継続支援A型って、単調な作業ばかりで退屈。」
「就労移行支援を利用して、一般就労を目指したい。」
就労継続支援A型は、一般就労が難しい方が通う事業所でB型の工賃よりも給与が高い分作業能力が求められます。
ただネットには「A型事業所おかしい。」「A型事業所ひどい。」といった口コミが書かれています。
これから、A型を利用したい方にとっては、不安ですよね。
このような口コミは事業所によって違うのでうわさのようなものです。
A型事業所って言ってもいろんな事業所があるので仕事もさまざまなんです。
そのなかで自分に合った事業所を選ぶことが大切になってきます。
これから見学や体験を検討しているかたやA型に不満がある人はぜひこの記事を読んでください。
A型事業所についてよく分かります。
もし、今の事業所に悩みや不安がある方は、障がい者雇用バンクへ登録しておくとA型に通いながらも自分に合った仕事が見つかります。
転職エージェントに登録して、カウンセリングやサポートをうけることもできます。
おすすめの3社はこちらです。
この記事は3分ほどで読むことができます。
こんにちは!
特別支援学校歴15年の就労支援員のちゃい@chai20100527です。
現在は、就労継続支援B型に勤務しています。
教員時代は、進路指導でA型やB型を利用するための実習や手続きなどを行っていました。
就労継続支援A型がおかしい理由
ここでは、就労継続支援A型についてと、A型がおかしいと言われる理由についてお話しします。
就労継続支援A型とは?
就労継続支援A型(しゅうろうけいぞくしえんAがた)は、障がいのある人たちがしごとをつづけるためのサポートをうけられるようにした福祉サービスです。
参考:編者二本柳覚「図解でわかる障害福祉サービス」
中央法規出版株式会社2022年5月20日101ページ
働きたいけど、一般就労は難しい。
実際に働くと、予想以上に負担が大きかった。
そんな方のニーズに答えるための場を提供するのが就労継続支援です。
就労継続支援A型とB型のちがいについて
障害の程度やどの程度の就労を求めているかで2種類の支援が用意されています。
まずは、就労継続支援A型です。
A型は一般企業での就労は難しいけど支援があれば働くことができる人が通う場所です。
就労継続支援B型についてです。
B型は、就労もしたいけどまずは、安心して過ごすことができる場所が欲しい。
支援があれば働くことができるという人に対して提供される場所です。
就労継続支援A型の口コミ
◎良い口コミ
・働くことで自信が持てた
・一般就労にステップアップできた
・サポートが手厚く、やりがいを感じた
△悪い口コミ
・スタッフとの相性が悪い
・仕事が単調でやりがいがない
・なかなか一般就労に結びつかない
就労継続支援A型がおかしい理由
一部の事業所では、利用者のニーズや希望に合わせた働き方ができない場合があります。
その理由についてここでは、お伝えします。
職員と支援員の相性が悪い
就労継続支援A型の施設では、職員と支援員と気が合うかがとても重要です。
しかし、相性が悪いと通所するのがいやになります。
また、相性の悪さは他の利用者にも伝わり、その結果、利用者のモチベーション低下や不安感を引き起こすこともあるのです。
利用者同士の人間関係が難しい
利用者が多い施設では、さまざまな背景や性格を持った人々が集まります。
その中で、利用者同士の人間関係が難しくなることは少なくありません。
人間関係のトラブルが起きると、それが仕事のパフォーマンスや集中力に影響を及ぼすことがあります。
また、人間関係のトラブルは職員や支援員にも影響を及ぼし、全体のサポート体制が乱れることが考えられます。
A型やB型に勤務する職員にも悩みがある
A型で支援員をする職員にも悩みがあります。
・ひざや腰が痛い、体力がもたない
・人間関係がうまくいかない
・毎日同じ仕事で成長できているか不安
・利用者さんの対応にストレスを感じる
・やりがいはあるけど給与が低い
私も就労継続支援で働いていますが、職員が利用者さんのことを悪くいうのが
耐えられずやめたくなることもあります。
どんな職場でもいやなこと、悩むことはありますよね。
「私は、こんなに利用者さんの事考えているのに…」って思うことありませんか?
私は、毎日思います。
なぜなら、他の支援員と「思い」が共有できないから…。
そんなときは、あなたを必要としている人は必ずいることを忘れないでほしいです。
仕事が単調すぎて退屈
就労継続支援A型の仕事は、特定の作業を繰り返すことが多い場合があります。
そのため、仕事が単調であると感じる利用者も少なくありません。
長期間同じ作業を続けることでモチベーションが低下します。
このような状況が続くと、利用者の仕事の質が低下するだけでなく、精神的なストレスになります。
A型は助成金が目当てなの?
障害福祉サービスの一つである就労継続支援A型事業所には、運営費用のため行政から給付金が支給されます。
批判もありますが、給付金を求めるかどうかは施設の運営姿勢によります。
また、その給付金は、利用者が通所する日数によって決まります。
現在は、福祉サービスも次々に立ち上がっていて、運営を継続していくのが厳しいともいえます。
特にA型は、障がい者を雇用しているため最低限の時給を支払う義務があるためB型よりも厳しいといあわれています。
よく助成金めあてなの?と言われる事業所もありますが、福祉サービスもサービス業の一つであり、給付金がなければ運営を継続するのが難しいため、定員数の利用者を集める努力をするのは仕方がないことです。
就労継続支援A型がおかしい理由とうまく利用するための方法
ここでは、就労継続支援A型がおかしい理由とうまく利用するための方法について書いています。
自分に合った事業所を見つける
一つの事業所だけではなく、いくつかの事業所をたずねて自分に合ったところを探すことが大切です。
サポートの仕方や雰囲気、仕事の内容をよく確かめることで、自分に合った場所を見つけることができます。
そのために、見学や体験には必ず行くようにすることがおすすめです。
自分に合った仕事かどうかをよく考える
仕事をはじめる前に、自分の得意なことやきらいなことをはっきりさせておくと仕事を選ぶ上で、迷うことが少なくなります。
仕事の内容やペースをよくわかった上で、自分に合っているか考えることが大切です。
一般就労を目指すためのステップとして継続する
就労継続支援A型は、一般就労を目指すための第一歩として考えることができます。
安定してしごとを続けられるようになったら、次のステップへと進むことができます。
まずは、今の仕事を続けて一般就労を受けることも可能です。
もし、今の仕事が単調でたいくつなときは、支援員に相談しましょう。
あなたにあった仕事を提案してくれるはずです。
事業所は、通所している人数によって国からの報酬が変わってくるのであなたに辞められると困るはず。だから、相談することであなたにあった仕事を見つけてくれるはず。
就労継続支援A型から移行支援に通う
移行支援(いこうしえん)は、就労継続支援A型よりも一般のしごとに近い環境でのサポートをうけることができる制度です。
自信をもってしごとをするためのサポートを受けながら、一般就労に近づけることができます。
一般就労を目指し転職エージェントを利用する
一般就労を目指す際には、転職エージェントを利用することで、自分に合ったしごとを見つけるサポートをうけることができます。
専門家のアドバイスや情報をもとに、新しい道を探すことができます。
しごとの場所や内容によっては、サポートが必要な場合もありますが、それを乗り越えて、自分らしいしごとを見つけることが大切です。
就労継続支援A型は、いろいろな事業所があり働きかたもさまざまです。
平均賃金も8万円程度なので、その収入のみで自立した生活を送ることは難しいです。
障がい者年金や、生活保護、移行支援を利用しながら自分で生活できるように整えていきましょう。
あなたのお仕事や恋愛を応援しています。
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