「知的障がいの子どもは人生終了かな。」
「支援学校に行ったけど友達ができない。」
「知的障がいで仕事もお金もないから人生終わったと思う。」
「人生終了」なんて思わないで欲しい。
私は、同じ境遇にないので気持ちを100%理解することは難しいです。
でも、私に伝えられることを伝えます。
先日、知的障害で精神障害もある男性に会ってきました。
その方は、自分も障がいがありながら知的障害で認知症の親戚の介護もしているとのことでした。
毎日ストレスで人生嫌になることもあると言いますが、自分でできることを見つけながら生活保護を受給しつつ暮らしてるそうです。
楽しみは、好きなアニメを見ることで、アニメの話や音楽の話をすると笑顔をみせてくれました。
みんないろいろ抱えているものは違うけど、笑顔がみえるとうれしいです。
私は、知的障がいのある生徒たち500人以上とかかわってきて沢山の幸せをもらいました.
その子たちも苦労はたくさんしているし、傷つくことも多いのは確か
でも、知的障がいの子どもも大人も、考えかたを工夫したり周りの協力があれば幸せに暮らすことができます。
そして、最近、私の近くには「人生終了したくないのに終了してしまった」方がいます。
脳の病気で急に亡くなってしまいました。
昨日までは、普通に元気に働いていたのに。
そう人生は、限りがあってあっという間に終わってしまうってふとその時に思いました。
それが、今日かもしれないし、ずっと先かもしれません。
予想はできません。
あなたはそれでも「人生終了」と思い日々を過ごしますか?
確かにつらいことも沢山あると思います。
私には理解したいけど、本人しか分からない悩みもたくさんあると思います。
ただ、こうしてる間にも時間は過ぎていきます。
だからこそ、あなたに少しでも気持ちが前向きになる方法を伝えられたらと思います。
こんにちは!
特別支援学校教員歴15年。
就労支援支援員のちゃい@chai20100527です。
小学生から60歳までの知的障がい者の支援をした経験があります。
今の仕事に満足していない。
辞めたい…。
収入が低い…。
そんな悩みがある方は、転職エージェントに登録することをおすすめします。
大手の企業なら、安心して働くことができる障がい者雇用の仕事もあります。
記事は、3分で読むことができます。
読み終わったらあなたの少し気持ちが少し前向きになって自分と向き合うことができますよ。
知的障がい者が人生終了と思う理由
ここでは、知的障がい者が人生終了と思う理由について説明します。
毎日が楽しくない
毎日が楽しくないのには、いろんな理由があります。
・遊ぶ友達がいない
・お金がない
・好きなことがない
・働く場所が見つからない
・家にいてもやることがない
・働いても人間関係がうまくいかない
・とにかくつまらない など
上記に上げた以外の理由も他にありますし、悩みはつきません。
知的障がい者の方は、それぞれに苦手なことが異なりますので、その苦手が人間関係によるものであれば、人付き合いがうまくいかない。
学習的なものであれば、勉強ができなくて就職につながらないなど、それぞれに悩みは違います。
見た目は、知的障がいに見えなくて悩んでいるという悩みもよくききます。
・普通学級から支援学校に通ったから合う友達がいない。
・障がい者雇用で孤独。
・知的障がいと思われるのが嫌で、人とかかわりたくない。
こんな悩みもよく目にします。
私も支援学校で教員を15年してきましたが、学校に馴染めない生徒もたくさん見てきました。
社会に出てわかり合える友達ができる方もいましたが、そうでない方は孤独を感じてしまうこともあります。
まずは、自分の好きなことを見つけて、趣味から人間関係を広げていくこともできます。
自分と向き合うことも大切。
まずは、今日一日を振り返って何をしてたときが楽しかったか考えてみましょう。
周りの人とくらべてしまう
同級生のInstagramを見てうらやましいと思ってしまう。
それと比較して、自分の人生はつまらないと思う。
「夏休み彼女と旅行行ってる…。」
こんな時間を過ごしてませんか?
InstagramやSNSで周りと比較してしまうのであれば、その時間自分の好きなことに使いましょう。
もしInstagramをするのであれば、趣味のアカウントを作って趣味が合う人とつながりましょう。
意味も無く、リールやショート動画でカップルの充実している動画を見ることはやめましょう。
他人と比較せず、自分らしい生き方をしましょう。
と言ってる私も、よくInstagramで比較してしまいがちです。
でもプラスになることはないので止めましょう。(自分に言い聞かせてます笑)
収入が低くて生活が大変
収入の低さや障害年金の受給に関する問題は、生活に大きな影響を与えることがあります。
経済的な安定を追求し、収入を向上させる方法を見つけることは、知的障がい者が安心して生活できることにつながります。
・障がい者年金+福祉サービス事業所の給与
・障がい者年金+障がい者雇用の給与
上記のような収入があれば、なんとか生活はできると思いますが、生活保護を受けていると障がい者年金を受給するのは難しいなど、家庭の状況によっても収入が変わっています。
ただ、そのような状況でも結婚して幸せに暮らしている方はいます。
収入は大事ですが収入が全てではありません。
今は、在宅でも仕事ができる時代です。
仕事を探している、仕事が見つからない方は、就労移行支援に通う方法もあります。
おすすめの移行支援について、書いた記事を参考にしてみてください。
昼食無料で提供している移行支援もあります。
ぜひ、参考にしてみてください!
知的障がいの子どもに対して人生終了ではないかと悩んでしまう
ここでは、子どもが知的障がいで人生終了ではないか悩むあなたのためにお伝えします。
子どもが障害児だと人生終わったと思ってしまう方もいるのではないでしょうか。
幼少期は、見た目も可愛く支援も手厚いのに、大人になると支援は減り行動は激しくなり周りに迷惑をかけてしまうようになる…。
そして、子どもが自立できないと母親の時間が奪われてしまう。
そんなあなたのための支援をまとめてみました。
参考にしていただけるとうれしいです。
適切なサポートをうける
幼少期から適切なサポートを受けることでこれから社会で生きていく力を身に付けることができます。
子どもの特性や成長に合わせて適切な目標を設定することが大切です。
インクルーシブ教育
インクルーシブ教育は、特別支援が必要な子どもたちとそうでない子どもたちが一緒に学び、相互理解と尊重の精神を育むことを目的としています。
障がいがある子どもたちにとって、この環境は社会的スキルを磨き、自己肯定感を高める絶好の機会を提供します。
さらに、インクルーシブ教育は障がいのある子どもたちが社会の一員として尊重される権利を実現するためにも不可欠です。
親は、学校と連携を取り、子どものニーズに合った教育プランの作成に参加することが重要です。
現在はインクルーシブ教育の取り組みも進んでいます。
以下の記事が参考になります。
5.インクルーシブ教育の現状と課題
文部科学省によれば、インクルーシブ教育は合理的配慮が必要であり、そのためには環境の整備(基礎的環境整備)が欠かせないとされています。ただ、同省がインクルーシブ教育と称して推奨しているのは、最初にお伝えしたように特別支援教育であり、障害のある子とない子を分けて教育する分離教育です。
日本の通常学級を見ると、多様な子どもたちが同じ学年でひとつの教室にまとめられており、一斉授業で同じ内容を学んでいます。この授業形態では教師は平均的な発達をしている子どもたちに合わせて授業をするしかないため、理解の早い子は授業が退屈になり、理解がゆるやかな子は授業を理解できないまま時間が過ぎていきます。そうすると、教師は子ども一人ひとりに対応するのが難しくなるため、障害のある子どもとない子どもを分けたくなるのです。
朝日新聞デジタル
適切なサポートや療育を受ける
療育は、知的障がいのある子どもの発達を促進し、その潜在能力を最大限に引き出すための支援サービスです。
言語療法、作業療法、特別支援教育、心理サービスなど、子どものニーズに合わせた様々なプログラムがあります。
これらのサポートを通じて、子どもたちはコミュニケーション能力や社会参加能力を高めることができ、自己実現への道を歩むことが可能になります。
療育をうけるためには?
・健診時に相談
・保育園や幼稚園で先生に相談
・市の保健センターで相談
相談をしてから、療育の施設を探すという流れになっています。
医療的なサポートをうける
知的障がいのある子どもが健康な身体を維持することは、成長において基本的です。
定期的な健康診断、専門医による診察、必要に応じた治療が大切。
親は子どもの健康管理を意識しながら特性に応じて医療サポートをうけることが重要です。
これにより、障がいが子どもの活動を制限することなく、彼らが自分らしい生活を送るための支援を確保できます。
親も適切なサポートを学びながら実践する
親もその子どもにあった対応をしないと子どももパニックになったり、うまくいかないことがあります。
知的障がいの子どもは、それぞれに特性があるので専門家への相談をしながら一人で抱え込まないようにすることが大切です。
インターネットにもいろいろな情報がありますがあまり検索ばかりするといろんな情報で混乱してしまいます。
発達支援センターや健診などを利用して専門家へ相談することをおすすめします。
同じ境遇の人とつながる
一番、気持ちが楽になるのは同じ境遇の人と悩みを分かち合うことです。
自分の気持ちを表出して相手に伝えることができると気持ちが楽になります。
障害児をもった母親の団体が日本全国にありますので、調べてみてください。
一部の親の会のURLをのせておきますので参考にしてください。
知的障がい者が人生終了と思う前に人生を少し楽しくする方法3選!
ここでは、人生を少し楽しくする3つの方法をお伝えします。
方法①好きなことをみつける
一つ目の方法は、好きなことを見つけることです。
趣味や特技を発見し、それを追求することで、日常がより豊かになります。
自分の興味を追求することで、生活に楽しみとやりがいをもたらしましょう。
YouTubeでもゲームでも何でも良いので楽しめるものを見つけましょう。
方法②一人で楽しむことを極める
一人で進んでいくことです。
周りの人々と比較せず、自分自身を受け入れ、少しずつ自信をつけましょう。
気持ちが自立することで、自分の人生をコントロールし、自己満足感を感じることができるようになります。
方法③出会いをみつける
新しい出会いを探すことです。
友達や仲間を見つけることで、社会的なつながりをきずくことができます。
新しい人々との交流は、あなたの世界を広げるきっかけになります。
出会いがない…。
そう悩むあなたは、この記事がおすすめです。
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知的障がい者が人生終了と思ったらドラマ「初恋、ざらり」を見てほしい
知的障がい者の恋愛ドラマは、いろいろありますが最近(2023年秋)放送されていた「初恋、ざらり」は、軽度の知的障がい者の女性の恋愛物語です。
普通に憧れる知的障がいの女性が、恋や仕事に悩む姿に勇気づけられます。
見てない方は、ぜひ見て欲しいドラマです。
他にも面白いドラマを紹介しています!
知的障がい者が人生終了と思う前に人生を少し楽しくする方法まとめ
知的障害を持つ方々も、これらのコツを実践することで、より楽しく充実した人生を築くことができます。
毎日を楽しむために、少しだけ勇気を出してみましょう。
少し楽しむコツの実践で、あなたらしい未来を手に入れることができることを祈っています。
@chai20100527でTwitterしてます。
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