「知的障がい者って仕事が続かない。どうしたら続けられるの?」
「一つの仕事をずっと続けるのが難しい、辞めようと思ってる。」
こんな悩みをかかえている、障がい者は多いです。
でも、障がいがなくても同じような悩みをもったひとがいるのも事実。
軽度知的障がい者本人は、できそうに見えても抽象的なことが理解できなかったりすることで悩んでいます。
そして、仕事が続かない理由の原因は人間関係とコミュニケーションによるものが大きく、働いている人と合わず、落ち込んでしまい仕事に行きたくなくなってしまうのです。
だとしたら、その人間関係やコミュニケーションによる原因を解決できたら働きやすくるんです。
もし、今の仕事に悩みや不安がある方は、障がい者雇用バンクへ登録しておくと仕事をしながらでも、自分に合った仕事が見つかります。
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この記事を読めば知的障がい者がどのような仕事が向いているかや仕事を続けるための方法を知ることができます!
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こんにちは!
特別支援学校歴15年の就労支援員のちゃい@chai20100527です。
障がい者のお付き合いや結婚をサポートした経験があります!
〇記事の内容まとめ
✅軽度知的障がい者の仕事が続かない理由は①コミュニケーション②人間関係③給与の問題
✅おすすめの仕事は①事務作業②接客作業③倉庫作業④清掃作業⑤在宅ワーク
✅仕事をやめたいときは具合が悪くなる前に相談!①上司に相談②元担任の先生に相談③転職④退職する
◎この記事がおすすめ!
・軽度知的障がい者の仕事について悩む同僚や上司
・軽度知的障がい者で仕事をやめたい、仕事に悩んでいる
・軽度知的障がい者の仕事について知りたい
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軽度知的障がい仕事が続かない理由
ここでは、軽度知的障がい仕事が続かない理由を説明します。
健常者でも仕事が続けられない現状があること
最近は、知的障がい者に限らず、上司や同僚との人間関係、期待と異なる仕事内容などの理由で早期退職するケースが増えています。
そんな世の中で、さらに障がいがあると、落ち込みやすく人間関係をうまくきずくのがむずかしいとなると、人間関係に悩んでしまいます。
障がい者が働き続ける上での大きな壁は、周囲の理解不足も原因の一つです。
仕事に悩む障がい者も、周囲の理解があると働き続けられます。
周りの環境や理解は障がい者にとってとても大切です。
障がい者の雇用の義務
現在、企業には精神障害も含めた障がい者を雇用する義務がまかされています。
本来ならば単純作業や軽作業のポジションに優先して障がい者を配置するべきですが、ベトナムなどの国からの実習生を雇用する現状が見られます。
近年、知的障がい者に限らず、上司や同僚との人間関係、期待と異なる仕事内容などの理由で早期退職するケースが増えています。
障がい者の雇用と日本の現状
知的障がい者全てが仕事を続けられないわけではありません。
事実、単純作業などで長期間働き続けている知的障がい者の例は多く存在します。
問題となるのは、健常者でさえ難しい仕事を障がい者に無理やりさせることです。
周りが特性を理解し、得意とする仕事をお願いすることでこなせる場合もあります。
軽度知的障害とは?
軽度知的障害とは、知能指数が一般的な範囲よりも少し低い状態を指します。
この状態では日常生活には問題が少なくても複雑な課題や情報の処理が難しくなることがあります。
たとえば、一度に2つのことを説明されると混乱したり、臨機応変な電話対応などができないことなどがあります。
しかし、適切なサポートや環境が整えば、彼らも社会で活躍することができます。
軽度知的障害の働く仕事先は?
軽度知的障害の人々は、さまざまな職種で活躍しています。
主に働く先は、このようになっています。
知的障がい者が働く仕事先
・一般就労
・障がい者雇用
・パート、アルバイト
・福祉サービス(A型、B型など)
彼らにとって大切なのは、自分の能力や興味を理解し、それに合わせた仕事を選ぶことです。
たとえば、くり返しの作業やシンプルなタスクを好む人もいれば、人との交流を重視する人もいます。
今回は、主に一般就労や障がい者雇用をメインにお話ししていきます。
仕事が続かない軽度知的障害の課題
ここでは、仕事が続かない軽度知的障害の課題についてお伝えします。
コミュニケーション
軽度知的障がい者は、時に指示や情報を正確に理解するのが難しくなることがあります。
特に抽象的な指示や複数のタスクを同時にこなすような状況は、彼らにとっては大きな課題です。
電話対応をお願いしたいんだけど、お客さんがいろいろいるからその人に合わせて対応してほしい。そして、途中でお客さんがきたらお茶もだしてね。
そんなに一度にたくさん言われても混乱する・・・。
できないよ……。
一度に二つ以上のことを伝えると混乱します。
このようにメモなどに書いてあげると理解しやすいです。
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①電話対応
・クレームには~方法で対応。
・問い合わせには~の方法で対応
②お客さんにお茶を入れる
③終わったら報告
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人間関係
人間関係の構築や維持は、適応能力やコミュニケーションの困難さから、軽度知的障がい者にとっては難しいことがあります。
私の担任していた生徒は、ずっと障がい者雇用でがんばっていましたが、人間関係が原因で辞めてしまいました。仕事ができて自信がついても人間関係がうまくいかないと気持ちも落ちてしまいがちなので、元担任としては近くに理解者が一人でもいてくれるとうれしいですね。
給与の問題
給与に関する問題は、障がい者雇用の現状を考えると仕事のわりに低い場合もありますが、働く場所によっては、正社員と変わらず高めに設定されているところもあります。
これは、彼らの能力や職種によるものであり一概に言えません。
実際、私が知っている会社は、正社員とあまり変わらない給与をもらっている卒業生もいます。
福祉サービスに比べたら、給与も安定していると言えます。
軽度知的障がい者が向いているおすすめの仕事5選!
ここからは、軽度知的障がい者に向いている仕事の特徴です。
事務作業
事務作業はルーチンワークが中心であり、くり返し行う作業になります。
このため、軽度知的障がい者にとっては、慣れると非常に効率的に作業をこなせるようになります。
〇事務の仕事内容
・書類の作成(書類をホチキスでまとめるなども)
・郵便物の仕分け作業
・荷物の発送
・電話対応
・来客対応
明確な手順やマニュアルがある場合、彼らの強みを最大限に活かすことができます。
工場や倉庫作業
倉庫作業は体力を必要とする一方で、具体的な作業が多いため、何をどのように行うかがはっきりしています。
〇倉庫作業の仕事内容
・届いた荷物の荷下ろし
・検品、ピッキング作業
・梱包、ラベル貼り
・トラックの積み込み作業
軽度知的障がい者には分かりやすく一度覚えるとスムーズに業務を進められる職種と言えます。
自閉傾向の方は、倉庫作業など同じ作業のくり返しがむいていることがよく言われますが、特性や性格によっては、苦手な方もいます。
自分に合った作業、好きな作業を選べると良いですね。
ドラマ「初恋、ざらり」の主人公がこの倉庫作業の仕事をしていました。
ここで上司に恋をしちゃうんだけど…♪
そこでの失敗やうまくいかない姿も仕事のうえで参考になると思います。
今なら何話かはTVerで無料で見られるはず!
接客業
接客業では、人とのコミュニケーションが中心となりますが、基本的なマニュアルや手順が明確に定められていることが多いです。
〇接客業の仕事内容
・スーパーや薬局などでの棚卸作業
・洋品店での接客
・レジ など
軽度知的障がい者は、一度覚えた手順や対応方法をしっかりと守ることができるため、この点での強みを生かすことができます。
清掃業
清掃業は、単純かつくり返しの作業が主となりますが、自分でどの種類の掃除用具を使って掃除したら良いのか汚れを見て決めたり、臨機応変に対応しなければならないこともあります。
〇清掃業の仕事内容
・ビルや病院などでの清掃作業
・ほうきやモップを使ってのそうじ
・人が通るときには、よけたり挨拶をするなどのマナーもある程度必要。
ただ、作業の流れを一度覚えると、安定して高い品質のサービスを提供することができます。
在宅ワーク
在宅ワークは、自宅の環境で仕事を行うため、環境への適応や通勤のストレスがないというメリットがあります。
〇在宅ワークの仕事内容
・パソコン入力作業
・書類作成
・ホームページ作成
・デザイン作成など
軽度知的障がい者にとって、馴染みのある環境での作業は、集中力を高める要因となり得ます。
在宅作業についてまだ少数ですが、こちらを参考にしてみてください。
障がい者が在宅勤務可能な企業に就職するには、ハローワークや就労移行支援事業所、在宅就業支援団体、障がい者専門の転職エージェントなどに求人を紹介してもらう必要があります。
在宅勤務制度は少しずつ増えているとはいえ、日本全体で見るとまだ少数派。障がい者が在宅勤務できる制度を備えている事業所はさらに少ないでしょう。自分で探すよりも、障がい者向け求人を扱うところに紹介を頼むほうが早道です。その際、必ず在宅勤務制度がある企業で働きたいことを伝えましょう。(以下省略)
障がい者仕事マガジン
障がい者仕事マガジン「在宅で仕事をするには?」
軽度知的障がい者が仕事が続かなくて会社をやめたい!
軽度知的障がい者として、仕事の環境や内容、人間関係に適応することが難しく、続けるのが困難な場面もあるかもしれません。そのような時、どのように対応すれば良いのでしょうか。
同僚や上司に相談する
まずは、自分の困難や悩みを同僚や上司に話すことを検討してみてください。
彼らがあなたの状況を理解し、サポートしてくれる可能性があります。
また、具体的なアドバイスや改善策を提案してもらえるかもしれません。
先生に相談する
以前の学校や専門機関の先生やカウンセラーに相談するのも一つの方法です。
あなたの特性や強み、弱みを理解しており、適切な助言やサポートをしてくれるでしょう。
転職を考える
現在の職場環境が合わないと感じた場合、他の職場や業界を検討してみるのも良いでしょう。
新しい環境でのスタートが、あなたにとって新たなチャンスとなるかもしれません。
退職する
あなたの健康や心の安定が最優先です。
現在の職場があなたにとって厳しい場合、退職を検討しても良いでしょう。
軽度知的障がい者が自分に合った仕事を見つけるためのコツ3選!
ここでは、自分に合った仕事を見つけるためのコツをお伝えします。
今の仕事が自分に合っているか考える
自分自身をふりかえることは、自分に合った仕事を見つける第一歩です。
定期的に自分の得意分野や興味、価値観を振り返り、現在の仕事が自分に合っているかを評価することが重要です。
就労移行支援に通う
就労移行支援は、障害を持つ人たちが社会で活躍するためのサポートを提供する制度です。
専門家と一緒に、自分に合った仕事を探すサポートを受けることができます。
障がい者雇用バンクに登録する
障がい者雇用バンクは、障害を持つ人たちのための雇用情報が集まるデータベースです。自分に合った仕事の情報を探しやすく、さまざまな選択肢を比較することができます。
自分のペースや得意分野を大切にし、適切なサポートや情報収集を通じて、最適な職場環境を見つけることを心がけましょう。
一つの仕事が続かないからと言ってあきらめないでくださいね。
あなたにあったお仕事は必ずあります。
あなたのお仕事や恋愛を応援しています。
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